記事:2023年01月01日
世界を動かすような強い企画をたてる方法。そんな大胆なテーマ設定をした本を執筆しました。発売は2022年6月29日。2014年に講談社から出版した「なんクリ」の続編とも言えますが、内容的にはもっと体系的に、もっとメソドロジカルに書いた内容になっています。ただ、企画ができるようになる、ではなく、抜きん出た企画、競争力のある企画、世界で戦える企画を考える方法を書いています。自身のアイデアが海外で高く評価され、そこから多様な業務に広がり、企業ニーズの最前線に向き合いつづけ(現在も)さらには、大学のデザイン学科で自分がやってきたことを整理分解して学生に教授する20年を送ってきた福田でなければ書けない考え方、視点、手順、全体像、訓練技術。
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記事:2023年01月23日
博報堂時代にポストマス時代のクリエイター育成を目的にスタートした777塾。本格的な流れは、博報堂を退社した翌年の2004年から始まりました。以降18年、コピーライター、グラフィックデザイナー、UI/UXデザイナー、アートディレクター、クリエイティブディレクター、広告会社営業、イベントプランナー、マーケッター、データサイエンティスト、PRプランナー、雑誌編集者、放送作家、TV局ディレクター、映画プロデューサー、Webデザイナー、プログラマー、エンジニア、学生など、領域を超えたたくさんの若手人材を集めて強い企画を考える技術を伝えてきました。2022年も、多様な職種の31名が渋谷に集結し、濃い2ヶ月半、10回のセッションをを終了したのでした。普段交わることのない多様な職種の人たちと同じテーブルを囲み、違った視点で互いの考えをぶつけあう。違うバックグラウンドで違う考え方とメソッドを持つものがぶつかることの面白さを体験できる貴重な機会です。
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記事:2022年10月10日
数多くのウェブサイトをつくってきました。自分のクリエイター人生のスタートはCM制作者であり作ったCMの本数も200を超える数になっていたと想像されますが、作ってきたウェブサイトの数は、それを遥かに超える数になっているのは間違いありません。その時代ごとのウェブ技術と向き合いながら、いいウェブサイトって何なのか。その自問自答を繰り返し今に至るわけです。
この10年。生活者のキーメディアがスマホに移行し、PCやタブレットも含めた多様なデバイスへの情報展開が当たり前になって以降、福田のウェブ設計において再び、「モジュール概念」が重要テーマになっていると感じます。再び、という言葉を使うのは、「モジュール構造で考えるサイト設計と時代変化1」で書いた2006年のBEYES業務で深く考えたモジュールUIを、改めて考えることになった、という意味での「再び」ですね。
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記事:2022年9月22日
2021年、そのスタート以来担当していた仕事が節目を迎えました。2009年に第一回がスタートし、今も続いている東京都立恵比寿写真美術館のフラッグシップイベント「恵比寿映像祭」。福田は、その立ち上げから12年、クリエイティブディレクターとして、そのブランド設計から毎年のクリエイティブの方向づけまで、丁寧に向き合い、集客のお手伝いをしてきました。
芸術祭的なイベントは、日本全国の数多くの美術館で実施されてきたに違いないもの。その美術館を象徴するテーマで年に一回行われる祭典が、その美術館活動の今を発信するものであり、活動プレゼンスを高めるものであり、年間来場者の底上げをはかるものであり、美術館のある地域との絆を深めるものであり。その目的はそれぞれに違えど、どこでも重要となるのは、限られた予算を取り回しながら、イベントブランドとしての固有の顔をどう作っていくか、そして毎年の継続のなかで、イメージの効果的蓄積をどう図っていくかにあると思います。
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記事:2023年05月12日
777塾2023の募集を開始します。
What is 777塾?
777CreativeStrategiesの代表福田が長年実施してきた「企画私塾」。広告を出発点に、ウェブ・アプリ・コンテンツ・映像・イベント・PR・事業・サービス・UI/UX・経営など、幅広い領域のプランニングを仕事にしてきた777代表が、蓄積してきた知見をベースに、つよいアイデアプランニングの考え方とメソッドを伝授する私塾です。90年代にスタートした活動はすでに数多くの卒業生を生み、広告・出版・ PR・IT・コンサル・TV・コンテンツなど幅広い業界の第一線に卒業生を送り出しています。
次の時代を担う若手の育成を目的としています。なので若手を中心とした募集です。ただ、社会人キャリア3年以上の方にオススメします。現場実践している最新の知見を提供する内容なので、浅い現場経験ではついてくるのが難しくなることがあるからです。入社5年、壁にもぶつかり一皮剥けたい年代。そんな方に参加いただきたい。学生のエントリーも受けつけますが、より社会人が優先されます。学ぶことに極めて貪欲な方であれば、「自称若手」のベテラン参加も歓迎します。一般企業のマーケ担当・宣伝担当という方にもご参加いただいています。
エントリーいただいた方々を書類選考させていただいたのち、面接を実施。その結果で、今年のメンバーを決めさせていただきます。選考にもれることもあることをあらかじめご了承ください。
2023開催概要(予定)
想定開催日:2023年8月初旬〜10月
開催日:毎週土曜日午後
開催時間:時間は13時〜18時の間
(会場都合にあわせて決定します)
開催場所:渋谷道玄坂上
参加費:基本無料
事務局諸経費として数千円をいただく予定。
参加資格:特にありません。
(原則、欠席を不可としていますので、時間の不規則な職場にいる方は、事前に上司の承諾を得ていただくことをお願いしています)
エントリー方法:以下の内容を指定アドレスに送付ください。
・履歴書
(連絡のため携帯番号とメアドは必ず明記)
・職歴書
・福田の最新Kindle出版書籍
「科学者じゃない僕たちは 想像力と妄想力と企画力とデザイン力で世界の未来と関わっていく」をお読みいただき、その内容の中で特に自分が学びたいと感じたことを2つ選び、その理由を書いてください。(amazonで福田敏也と検索ください)
提出締め切り:2023年6月30日
書類審査ののち、7月中に書類審査結果をご連絡。7月内に面接を実施いたします。
送付先:777juku@777interactive.jp
以上、
多様なフィールドのみなさんに参加いただくこと、楽しみにしています。
記事:2022年10月01日
2018年に、縁あって、母校国際基督教大学の大学サイトのリニューアルを担当しました。大学卒業以降、コミュニケーション領域で積み上げてきた実績を評価いただいた上のお声がけだったのだと思います。自分は、ICUにたくさんの無形資産をいただきました。本当にたくさんの。現在の自分の仕事を支える思考作法は、ICU在学中4年間にで育てられたものが核になっていると思います。なので、このリニューアルの依頼も、恩返しのつもりで臨んだのでした。自分にしか見つけられない何かを発見し、それを核に強いコミュニケーションを実現しようと。ところが、このリニューアルは、思いもかけなかった方向へと走り始め、当初想像しなかった着地へと至っていきます。
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2022年3月30日
2022年の3月30日に発表されたNew YorkのThe Type Directors Clubの今年のTDC賞の受賞作が発表されました。FabCafeが主催するGlobal Award「YouFab」のポスターは、2部門でCertificate of Typographic Excellenceを受賞。YouFabの受賞は、2018年のポスターが、D&AD2019で入賞、ONE SHOW-DESIGNで銀賞を受賞して以来3個目の受賞になります。
YouFab Global Creative Awards。その成長にコミットし始めたのは2014年から。日本の渋谷拠点の小さなカフェが運営するアワードをいかにして世界が注目するデザイン賞に育てるのか。もちろん、大企業じゃありませんから、広報宣伝費などない前提です。
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記事:2022年09月22日
いいウェブデザインってなんだろう。それは永遠の課題です。ウェブは、90年代からメディアとしての歴史をスタートし、節目ごとの技術進化とともにできることできないことが変化してきたわけですから、いいウェブデザインってなんだろう?の自問自答も、技術進化にあわせた微修正を求められることになったわけです。
自分のUI/UX設計仕事の歴史のなかで、大きな節目の仕事になった仕事があります。2006年ごろに担当していたBEYES(バイズ)というオンラインファッションブランドのサイト改革の仕事。カヤックの柳澤社長の声がけでスタートしたその仕事は、福田と柳澤と田中耕一郎(projector)の3人でCDを務めるという稀有な布陣で、約5年間にわたってさまざまな挑戦を繰り返した仕事でした。
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